バイナです。
ランチでふとカレーが食べたくなり、本通から少し脇道に入ったところにある「一楽章」へ行ってみました。
「一楽章」という名の通り、クラシックの流れる店内は6席のカウンターと4人掛けの丸テーブルが2つのこじんまりとしたスペース。
カウンターの内側には、調理をしている黒髪おかっぱロングヘアの年配の女性とホール担当のやや若い女性の二人。
カウンターに腰掛けてメニューをお願いすると、クラシックといえばお決まりの「LPレコードに白いマーカー文字」のメニューが差し出されました。
メニューを眺めても、どれを注文すればいいのかが分からず、結局月替わりのおすすめランチ「ピーマンの肉詰めカレー」をオーダー。
ピーマンの鮮やかじゃない緑が、手作り感を際立たせています。
具材がとろけたルーは、辛味強度:標準レベル(ばくだん屋でいうと5倍)の私が、
「あ、ちょっと辛いかも。」
と鼻の頭に汗かく程度の辛さ。
熟成された深みのあるカレーで、私は結構好きなタイプです。
それ以上にツボだったのが、店内の手描きPOP。
まずカウンター越しの壁に貼られている「焼魚」「板わさ」「梅酒」といった居酒屋ど真ん中メニュー。
どうやらここは、深夜24時まで居酒屋営業しているらしく、「クラシック」×「カレー」×「居酒屋」を同居させるなんて、かなり高度なコーディネイトテク。
そして次に目に留まったのが、オリジナルカレーのPOP。
草間彌生っぽい柄で書かれた「ステーキカレー」という文字の隣にはカレーのイラスト。
ルーの上にはなぜか無数の「牛」という漢字が・・・。
そうか、このボリュームだから1,700円なのか、と実物を見てもないのに納得させられます。
さらに目を引いたのは「くりーみぃーバナナカレー」。
1,300円という強気の価格設定は、きっと味への自信の表れ。
私がバナナ嫌いでさえなかったら・・・と自分を責めてしまいそう。
ごちそうするので、どなたか私の目の前で「くりーみぃーバナナカレー」を食べてくれないでしょうか。
極めつけは「タロット占い」。
きっと、奥でカレーを作っているマダムのもうひとつの、いえ、もしかしたら本当の顔。
もちろん真相なんて訊けませんけど、是非そうであって欲しい。
ちなみに、次回のタロット占いは6/18の18:00からのようですよ。
それにしても、あの本通の雑踏から、わずか数メートル先にこんな異空間があるなんて・・・。
次回は夜、居酒屋利用してみたいと思います。
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一楽章
営業時間/11:30-24:00
定休日/無休