バイナです。
映画やドラマを観たり、小説を読んで泣いたりすること、ありますか?
私は相当あります。
下手したら、静まり返った映画館や満員の電車の中で、嗚咽が漏れそう。
そんなふうに感情移入してしまうのは、いつのまにか、映画やドラマや小説の登場人物に自分を重ねているからなんでしょうね。
そして誰もが、いつか私のまわりでもドラマが・・・なんてことを心の奥で思い描いているのかも。
今夜ご紹介するのは、ドラマのような出来事が現実に起こるお店。
偶然目の前で発生することもあれば、自分が主人公になることもあります。
でもごめんね、先に言っとくけど、同じドラマでも月9じゃなくて、テレ朝金曜深夜枠だから。
一話完結のこのドラマは、カウンターの中の細身で猫背、頭にタオル、眼光鋭く無愛想な店主の視点で語られる、毎回違う主人公でのストーリー。
これ出来すぎよと思うぐらいの筋書きは、すべてが偶然の重なり。
恋が生まれたり、思わぬ人に再会したり、才能が開花したり・・・。
ここで巻き起こる事件を、時には名言、時にはダジャレ、時には絶品パスタで解決するのが、そう、ここの店主である「屋台探偵」。
あ、すっかりご紹介が遅れました。
その店の名は「PASTA ENZO」。
知る人ぞ知る、あの伝説の屋台です。
屋台探偵とはいえ、本業はシェフ。
その腕前は「美味しいものは一通り食べてるわよ」層を十分満足させるだけのハイパーパフォーマンス。
特におすすめなのは、他では経験できない、モチモチ食感のパスタ。
女性が敬遠しがちなイカスミを、マストアイテムにまで格上げしたのはPASTA ENZOの功績と言っても過言ではないでしょう。
それだけで十分なはずなのに、美味しいだけじゃあ物足りない、わがままCOAKI世代は、自然とここでドラマ待ち。
ラブロマンス、サスペンス、コメディー、ホラー、ベタドラマ、寅さん、スポ根、お涙頂戴モノなど、オールターゲット、ノージャンル。
何に、どのタイミングで出演するかはアナタ次第。
とにかく人見知りが激しい屋台探偵は、イチゲンサンに無愛想。
でもね、悪気はないらしいから許してあげて。
そして、この虎の穴をくぐり抜けてみてください。
きっと、いつかアナタが主人公のドラマが繰り広げられますから。
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PASTA ENZO
定休日/水曜日