バイナです。
広島のお好み焼きといえば、クレープ状の生地の上にキャベツやもやしなどの野菜をたっぷり乗せ、さらに豚バラ肉を重ねるというのがスタンダード。
でも、同じ広島のお好み焼きなのに、備後エリアでは少し違っていて、豚バラではなくミンチを使っており、「府中焼き」という名前まであるとのこと。
その「府中焼き」が食べられるお店が、広島駅新幹線口から徒歩圏内にあると聞き、早速行ってみました。
「としのや」は、五日市に本店がありますが、私が行ったのは光町店のほう。
若者向けダイニングバーテイストのシックな雰囲気なのに、各テーブルには鉄板が仕込んであるあたり、焼き物に賭ける意気込みを感じます。
お好み焼きは「府中焼き」のみだけど、鉄板焼きメニューが充実しているので、夜も断然使えそうなお店でした。
「府中焼き」は、噂どおりミンチを使っていて、その他、広島焼きとの違いは「もやしを使わないこと」と「とにかくぎゅーぎゅーに焼くこと」。
焼き上がりまで約20分かかります。
こちらが「府中焼き・そば入り」。
ぎゅーぎゅーに焼いているだけあって、表面付近の麺はパリパリサクサク、まるでスナック感覚。
中心付近の麺はしっとりで、真ん中に仕込んである卵がやわらか。
広い意味ではお好み焼きだけど、関西とも広島とも違う新ジャンルですね。
「としのや」は、大通りに面していないので、場所は事前にチェックして行くことをオススメします。
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としのや
広島市東区光町2-4-4
Tel/082-506-1048
営業時間/11:00-15:00 17:00-23:00
定休日/無休