バイナです。
キッチンから聞こえてくる、思わず頬が緩む「しあわせな音」。
木製のまな板の上でリズミカルに刻む包丁の音だったり、
天ぷらが揚がるときの油の高音だったり・・・。
こういう音って、自分じゃない誰かの手によるほうが、しあわせ度が高まる気がします。
それを実感したのは、先週のとある寒い日こと。
普段仕事で行かないエリアでの打合せを終え、時計を見るとお昼前。
いつもの街まで戻ろうか、それともこのあたりでどこか探そうか。
そう思っていた時、目にしたのがうどん屋さんの看板。
温まりたい気持ちも手伝って、迷わず扉を開けました。
こじんまりとした清潔感のある店内にはジャズが流れ、壁には映画「UDON」の告知や香川県関連のイベント告知が貼られていました。
どうやら、本場・讃岐のうどんの店のようです。
豊富なうどんメニューに、いつになく迷っていると、私の隣のテーブルに「天ぷらうどん」が出されました。
あまりジロジロ見るのは不躾だなぁと思いつつ、でも目を奪われてしまう天ぷらの存在感。
すんなり「天ぷらうどん」を注文すると、
「すみません、10分少々お時間いただきますが、よろしいでしょうか。」
と店員さん。
「安い」「速い」「旨い」の讃岐うどんも魅力だけど、事実、讃岐うどんってイチから茹でると、どうしても時間がかかってしまう。
「いいですよ。」と笑顔で返せる余裕のランチタイム、これも私にとっては小さなしあわせです。
あったかいほうじ茶をいただきながら、待っていると
「トン、トン、トン、トン・・・」と、木を叩く包丁の規則正しい音が聴こえてきました。
蕎麦打ちが趣味だから余計にそうなのか、この、包丁の重みを感じる音が好きなんです。
そうしているうちに、やってきました「天ぷらうどん」。
「かき揚げ」でも「海老天一本」でもなく、「天ぷら盛り合わせ」が乗っかった豪華版です。
揚げたての天ぷらはサクサクで、言うまでもなく美味しいですが、私の個人的好みで言うと、澄んだ琥珀色のお出汁に惹かれました。
カウンターには、そのお出汁で煮込んだ「おでん」もあり、かなり気になる存在です。
*****
乃きや
広島市南区的場町1-7-24
Tel/082-262-9464
営業時間/11:00-22:00(日・祝 11:00-20:00)
定休日/無休
キッチンから聞こえてくる、思わず頬が緩む「しあわせな音」。
木製のまな板の上でリズミカルに刻む包丁の音だったり、
天ぷらが揚がるときの油の高音だったり・・・。
こういう音って、自分じゃない誰かの手によるほうが、しあわせ度が高まる気がします。
それを実感したのは、先週のとある寒い日こと。
普段仕事で行かないエリアでの打合せを終え、時計を見るとお昼前。
いつもの街まで戻ろうか、それともこのあたりでどこか探そうか。
そう思っていた時、目にしたのがうどん屋さんの看板。
温まりたい気持ちも手伝って、迷わず扉を開けました。
こじんまりとした清潔感のある店内にはジャズが流れ、壁には映画「UDON」の告知や香川県関連のイベント告知が貼られていました。
どうやら、本場・讃岐のうどんの店のようです。
豊富なうどんメニューに、いつになく迷っていると、私の隣のテーブルに「天ぷらうどん」が出されました。
あまりジロジロ見るのは不躾だなぁと思いつつ、でも目を奪われてしまう天ぷらの存在感。
すんなり「天ぷらうどん」を注文すると、
「すみません、10分少々お時間いただきますが、よろしいでしょうか。」
と店員さん。
「安い」「速い」「旨い」の讃岐うどんも魅力だけど、事実、讃岐うどんってイチから茹でると、どうしても時間がかかってしまう。
「いいですよ。」と笑顔で返せる余裕のランチタイム、これも私にとっては小さなしあわせです。
あったかいほうじ茶をいただきながら、待っていると
「トン、トン、トン、トン・・・」と、木を叩く包丁の規則正しい音が聴こえてきました。
蕎麦打ちが趣味だから余計にそうなのか、この、包丁の重みを感じる音が好きなんです。
そうしているうちに、やってきました「天ぷらうどん」。
「かき揚げ」でも「海老天一本」でもなく、「天ぷら盛り合わせ」が乗っかった豪華版です。
揚げたての天ぷらはサクサクで、言うまでもなく美味しいですが、私の個人的好みで言うと、澄んだ琥珀色のお出汁に惹かれました。
カウンターには、そのお出汁で煮込んだ「おでん」もあり、かなり気になる存在です。
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乃きや
広島市南区的場町1-7-24
Tel/082-262-9464
営業時間/11:00-22:00(日・祝 11:00-20:00)
定休日/無休