雪絵です。
iPadの登場で、本か、電子書籍か...みたいな話もよく目にしますが、
紙の質感、時を経た印刷物の風合い、本という紙が束ねられた一つの形の佇まい...
紙でしかなし得ないことも果てしなく...
どちらがいい悪いではなく
それぞれの向き不向きを選択しながら共存していくものかな...
と個人的には思っています。
今日はお店がお休みだったので、楽しみにしていた
土橋のANCHORETで行われている「草草(そうそう) 立花文穂展」に行って来ました。
立花文穂さんは、文字と紙、本を素材として作品を発表しているほか、
書籍の装丁やポスターなど数多くのグラフィックデザインも手がけ、
国内外で活躍されています。
そんな彼の故郷・広島でこれまで手がけた数々の印刷物や本、作品が見られる
貴重な会とあって、楽しみに出かけて来ました。
以前から目にしていた印刷物、
新聞や本など既存の印刷物を用いた大小の立体作品...
それぞれの作品、展示、すべてが素晴らしく
立花さんの世界へぐいぐいと引き込まれます。
いつもであれば美術館やギャラリーに展示されるであろう作品が、
ANCHORETの空間で
古い机の引き出し、ガラスケースに展示されているのもしっくりとして...
紙の魅力、可能性...
百の言葉も実際の展示には叶わないので、
この機会にぜひぜひ見に行ってみてください。
今週の日曜日、5月30日(日)まで行われています。
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「草草(そうそう) 立花文穂展」
2010年5月22日(土)〜30日(日) ※木曜休み
12:00〜20:00
場所/ANCHORET(アンカレット)
広島市中区土橋町2-43-1階
Tel/082-299-4533
http://www.anchoret.jp/