バイナです。
数年前、商工センターに出現した巨大な焦げ茶の卵。
それは、広島が誇るお好みソースのパイオニア「オタフクソース」が作った、お好み焼きの博物館「Wood Egg(ウッドエッグ)」。
一度入ってみたいと思いつつ、なかなかチャンスに恵まれませんでしたが、先週やっと巨大卵の内部に潜入してきました。
5階建ての巨大卵は、近くで見ると案外シャレた造り。
一般に開放されているのは、1階「ロビー」、2階「おこのミュージアム」、3階「お好み焼きキッチンスタジオ」。
3階で開催されている「お好み焼き教室」は事前予約が必要だったので、今回は2階「おこのミュージアム」の見学のみでした。
2階「おこのミュージアム」、まずは「昭和30年代のお好み焼き店ゾーン」。
そういえば、昔のお好み焼きって、二つ折りでしたよね。
最近、「呉焼き」と呼ばれているお好み焼きの特徴が二つ折りらしい。
三丁目の夕日的セットは、細かいところまで忠実に再現しています。
その後、「お好み焼きの歴史ゾーン」「オタフクとお好み焼きゾーン」「ソースの美味しさ紹介ゾーン」と続きます。
「一銭洋食」と呼ばれた時代から始まり、オタフクソース誕生秘話など、広島にいながら知らずにいたお話がいろいろ聞けて面白いですよ。
オタフクソースの甘味のベースとなる「デーツ(なつめやしの実)」の試食、なんてのもありました。
実際は、お店によって順番も具材も違ったりするけど、こんなふうに分解すると分かりやすいですよね。
ここで聞いたお話ですが、戦後、急速にお好み焼き屋さんが増えたのは、未亡人が子どもを養うためにお好み焼き屋を始めるケースが多かったから。
「○○ちゃん」という「ちゃん付け」のお店がたくさん見られるのも、そのせいらしいです。
今回、都合により駆け足で回りましたが、次回は予約をして「お好み焼き教室」を体験したいと思ってます。
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お好み焼館 Wood Egg(ウッドエッグ)
広島市西区商工センター7-4-5
Tel/082-277-7116
受付時間/9:00-17:00
休館日/土・日・祝日および年末年始、お盆休み
※見学やお好み焼き教室は事前予約が必要なようです。