バイナです。
7,8年前、某蕎麦打ち名人のお弟子さんから蕎麦打ちを教えてもらって以来、
「ご趣味は?」と訊かれると、
「蕎麦打ちを少々・・・」と答えています。
もちろん蕎麦打ちグッズは一式揃えていて、年に数回、リクエストがあれば蕎麦打ちパフォーマンスをやっています。
お蕎麦のレベルは・・・というより、打ってるところを見てもらったり、いっしょに体験したりなので、蕎麦職人というより蕎麦芸人という感じかしら。
前置きが長くなりましたが、当時の蕎麦打ち仲間のひとりの男性が「土曜日だけ営業する蕎麦屋をやっている」というウワサを聞きつけ、さっそく行ってきました。
彼は、私のお遊びとは違って、真面目にきちんと修行を重ね、自宅の一部を蕎麦屋に改築してお店をオープンしていました。
場所は、マツダ本社からクルマで約10分、洋光台団地の中にあります。
広い駐車スペースが完備されているので、クルマで来るのにはぴったり。
営業時間は「11時から、蕎麦がなくなるまで」。
綺麗で落ち着いた雰囲気の店内には、家族連れや昼ビールを決め込むおじさま達で賑わっていました。
確かに家の近くにこんな蕎麦屋があったら、私も毎週、ここで昼酒を決め込むわ。
鴨ざるをいただきたかったのに、鴨が売り切れ。
なので、普通にざるそば。
コシがあってつややかなお蕎麦をひとくち。
師匠や蕎麦打ち仲間の顔や当時の想い出が浮かんできて、ちょっと泣けました。
それは店主が、昔と変わらず、いえそれ以上に、ひたむきに蕎麦と向き合っているのを感じたせいかもしれません。
次回は、あったかいお蕎麦を食べたいな。
でもあったかいと、余計に泣けちゃうかもね。
お蕎麦の味は文句なしで美味しいですが、お父さんの夢を、お母さんと息子さんが手伝って支えている、そんなアットホームな雰囲気も素敵なお蕎麦屋さんです。
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広島蕎麦人
広島市南区向洋新町2-2-5
Tel/082-284-7723
営業時間/土曜日の11:00から、なくなるまで
定休日/日〜金