バイナです。
広島県人のソウルフード「お好み焼き」。
広島風お好み焼き(あんまり言いたくないけど)と一口に言っても、エリアによって違った個性を持っています。
今月初めに訪れた竹原では、ご当地お好み焼き「たけはら焼き」とお店のオリジナル「ほぼろ焼き」に出会いました。
『お(い)しい!メンメン』にも登場している「お好み焼き ほり川」は、竹原町並み保存地区の中にある築200年以上の元醤油蔵。
昔ながらの佇まいを現在も残しているので、映画やドラマ、アニメの舞台になっているお店です。
ちなみに、この「堀川」という看板。
実はこれ、200年前から代々受け継いだもの・・・ではなく、映画のセットの一部だそうです。
大林宣彦監督・原田知世主演「時をかける少女(1983年)」で、尾美としのり演じるヒロインの幼なじみの実家として使われた時に作られたもので、それに合わせて役名もわざわざ「堀川吾朗」にしたらしいです。
改めて「時かけ」観たくなりました☆
と、前置きが長くなったところで、ご当地お好み焼きのご紹介。
お店によって微妙に焼き方が違うので、こんなふうに鉄板かぶりつきで見るのって、楽しいですよね♪
ワタクシ、堀川さんみたいなメガネ男子がスキなので、ずっと見てられる♡
あぶない、また脱線してしまうとこでした。
さて気を取り直して、まずは「たけはら焼き」。
正式には「純米吟醸たけはら焼き」というだけあって、お好み焼きの生地に酒粕と日本酒を練り込んであるのが特徴です。
使用している酒粕と日本酒は、竹原の酒蔵3社(竹鶴酒造・藤井酒造・中尾酒造)のものを使用しているそうですよ。
「たけはら焼き」は焼き方にも特徴があって、フツウの広島風お好み焼きは片面が生地で、もう片面は卵のところが、両面とも生地。
つまり、生地と生地とでサンドするので、できあがりは卵じゃなくて生地が表面になってます。
一口食べるとふわっと広がる日本酒の香り。
お酒好きにはたまらないし、だからといって日本酒はちょっと苦手という人でもイケる絶妙なバランス。
生地がもっちりしているところも、他ではあんまりないかも。
続いて、ほり川オリジナル「ほぼろ焼き」。
これは、アニメ「たまゆら」の主人公の女子高生たちが集まるお好み焼き屋さんという設定になったことから生まれたお好み焼き。
なんと玉ねぎが入っています。
だから、キャベツやもやしと違った食感と甘みが味わえるんですね。
最後の仕上げに、中央に乗っけているのがお醤油で味つけしたそぼろ。
堀川さんが、今も数量限定でお醤油を作っていて、その自家製のお醤油を使っているんだそう。
まわりに散らしたカイワレ大根、そぼろの上の紅ショウガと、彩りがキレイです。
「たけはら焼き」と「ほぼろ焼き」、どちらも個性的で、広島市内で食べるお好み焼きとはひと味もふた味も違っているので、是非試してみてくださいね。
『お(い)しい!メンメン』に登場している堀川さんの記事はこちら→☆
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お好み焼き ほり川
竹原市本町3-8-21
Tel/0846-22-2475
営業時間/11:00-14:30 17:00-19:30
定休日/水曜日