去年の夏、初めてその場所に案内された時、
「ああ、この人は、きっといくつになっても変わらないんだろうなぁ。」
とホッとしたのを憶えています。
ここはまるで、小学生の男の子たちが大人に内緒で作った秘密基地。
突然の閉店から一年余り、再スタートの場所としてここを選んだのも、いかにも「らしい」。
改造したクルマで営業していた屋台時代、看板を掲げないままの地下時代を経て、現在の秘密基地へ。
変わらないのは、パスタをはじめとした独創的なイタリアンの美味しさも。
三たびオープンした『PASTA ENZO』へ道標は、この2枚の写真。
黒く覆われたシートを、そっとめくってみてください。
とんでもなくもちもちの絶品パスタと、猫背で若干無愛想な店主に出会えますよ。
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PASTA ENZO