satomiです。
尾道といえば坂道や路地が多いイメージ。
商店街を歩いているといくつもの路地があり、その先にはお寺へ続く階段が絵のように切り取って見たり、ちいさなお地蔵さんに出会ったり、猫が気持ちよくお昼寝していたり、デビラが暖簾のように干してあったり、こじんまりとした小料理屋さんの入口があったり。。。
路地ごとにそれぞれ小さなストーリーがあるようで、はじめて通る路地もなぜか懐かしくノスタルジックな想いにふけってしまいます。
そんな数ある路地のひとつに溶け込むように、これまたノスタルジックなお蕎麦やさんがあります。
「手打ちそば 笑空」
シンプルだけど温かみのあるステキなたたずまい。。。
暖簾をくぐると、カウンターには竹原のお酒「竹鶴」の一升瓶がずらり。
(竹鶴酒造訪問時の記事はこちら→☆」)
古民家を自ら改装されたという店内は、昭和の空気感だだよう懐かしくてとっても落ち着く雰囲気です。
なんでもガラスの向こうの蕎麦打ち場は昔はお風呂場だったとか?
さりげなく飾られた器や道具たちはどれもセンスがよくて、それぞれの場所にしっくりと納まっています。
かわいい箸置きとお豆さん♪
これだけでもなんだかほっこりしちゃいます。
奥さんのやわらかくてさりげない接客もステキ。
そしてお蕎麦やさんに来たら外せないのが、お蕎麦の前のお楽しみですよね♪
日本酒メニューとにらめっこ。
こちらの日本酒、なかなかシブいラインナップですよ。
お燗酒の場合は好みのお猪口が選べるのもちょっとうれしい。
あてに選んだのはだし巻きと鴨ロース。
「笑空」はお酒のあてがとっても充実しているので、蕎麦前が存分に楽しめるものいいですね。
お蕎麦を食べに来る直前に、COAKIではすっかりおなじみ?の串あげ「一口」で美味しい串揚げをしっかり堪能してきたのですが、美味しいお酒とあてを目の前にすると、ついつい1杯また1杯とすすんじゃいます(*^^*)
そして〆のお蕎麦!
とても寒い日だったので、「ぬく玉せいろ」と「京湯葉そば」を選びました。
「ぬく玉せいろ」はお椀の卵をといて熱々のお出汁を入れ、熱々のお蕎麦をつけて食べます。
「京湯葉そば」は豆乳を合わせたまろやかなお出汁にワサビがピリッと良い仕事をしています。
ん~美味しい~しあわせ~♪
最後に蕎麦湯でほっと一息。
この蕎麦湯がとっても好みだったんです♪
なので、お出汁で割らずにそのままちびちびごくごく。。。
「笑空」の店内にいると、時間がとてもゆっくりと流れていくようで、そこにほろ酔い気分も加わり、帰りの電車の時間がせまっていることもついつい忘れてしまいそうになるほどです。
画像が良くないので店内の雰囲気を伝えきれないのがとっても残念ですが、例えばお手洗いの手前のこの小部屋の造り過ぎていない自然でレトロな雰囲気もとってもステキなんですよ~
「笑空」では、お昼でもお酒がセットできるので(お猪口酒とちょこっとしたあて付)、昼食を食べに来るのも良いけれど、お酒好きさんにはやっぱり夜がオススメ。
これから暖かくなってくると見た目に涼しげで爽やかな味わいのすだち蕎麦(季節限定)もいいですね。
近くにあれば通ってしまいたいくらい、ほんとうにステキなお蕎麦やさん。
とにかく、バランスが良いんです。
それはお蕎麦やお出汁やお料理の味だけではなくて、扱っているお酒、お店の雰囲気、接客、流れている空気感。。。全てが押し付けがましくなくさりげなくまとまっている感じ。
らしさがいっぱいで、どれかひとつでも変わるとそれはそのお店ではなくなってしまうような。
「笑空」
お店の名前からして、もうステキですもんね。
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