ホテルウェディングにレストランウェディング、チャペルに人前式、この年になれば、出席したパーティや結婚式の形態もさまざま。
どれも素敵だったけれど、いざ、自分が結婚することになったとき、どうその日を迎えるのか。
選んだのは神社挙式、それも、公私共に縁がある宮島嚴島神社でした。
嚴島神社の挙式予約は取りづらく、1年前の予約が当たり前、、、そんな情報もあるけれど、平日、六輝のこだわりなどがなければ半年以内でも予約がとれます。私の場合は予約がとれたうえに、平日とはいえ「6月(ジューンブライド)」、「大安」、「満潮」、どれもさほどこだわっていなかった全てが叶ったのは幸運としかいいようがないかもしれない。
おそらく他神社より決まり事が多いとはいえ、本申込みということで記載する書類には「神社印」入り。こんな些細なことで気が引き締まり、当日への準備を進めていくのです。まずは大事な衣装選び。圧倒的に人気のある白無垢ではなく、選んだのは昭和初期アンティークの黒引き振袖。なかなかアンティーク着物を扱うところがなく、たどり着いたのは福岡にあるドレスショップ「シンプリーレッド」でした。黒引き振袖、といいながら黒地が少なく艶やかな友禅、なんとも言えないこの色彩はアンティークならでは。
エリカ様で話題になった白無垢に洋髪スタイルも流行ったようですが、挙式ではやっぱり鬘。試したことのない鬘に抵抗を感じる人も少なくないようですが、躊躇することなく鬘をおススメ。歴史ある厳粛な挙式にはあくまでも「和」にこだわりたい。
いままでに、幾度となく観光客に紛れてのぞき見てきた挙式風景でしたが、実際に本殿内での挙式中では、観光客の賽銭する音さえも気にならないほど。
そして、なんといっても、嚴島神社は朱塗りの社殿が印象的。
挙式を終えたあとは、鬘から洋髪にヘアチェンジをしてロケ撮影。
緊張感溢れた挙式から一転、ここからは、ただただ宮島散策を楽しんで一日が終了。
多くのゲストに囲まれる賑やかなパーティもなければ、歌や一芸の披露もない、両親と数人の友人の参列による挙式。それは、誰よりも真近で見守っていて欲しかったから。
このレポートが、今日という日を迎える人たちの参考になれば。
~ 一度や二度の問い合わせで思うように予約がとれなかったといえ、あきらめないで ~
■嚴島神社
http://www.itsukushimajinja.jp/index.html
広島県廿日市市宮島町1-1
TEL:0829-44-2020 (お問い合わせ時間:9:00~16:00)
~ 一点もののオリジナルドレスも素敵だけれど、やっぱりおススメはアンティーク着物 ~
■シンプリーレッド
http://www.simply-r.com/
福岡県福岡市中央区今泉2-4-68 マンション朝日1F
TEL:092-716-1298
~ 経験と実力だけじゃない、決まりごとの多い厳島神社だからこそ信頼おけるカメラマンで ~
■スタジオルクス / Photographer 古田麗
広島市西区天満町6-16-3F
TEL:082-961-5557
※記事にある写真(冒頭の神社印画像以外)はすべて古田麗さん撮影によるものです。