バイナです。
今月から始まったNHK朝ドラは「チキンラーメン」の生みの親がモデルと言われていますが、先日「缶コーヒー」の生みの親のルーツに少しだけ触れてきました。
「珈琲と器を探す日帰り旅」でご紹介した『cafe ダイニング 珈琲時間(コーヒータイム)』に立ち寄る機会があったので、前回は飲むことができなかったヨシタケコーヒーをいただいてきました!
ここで少しおさらい。
浜田市出身の三浦義武(ミウラ ヨシタケ)さんは、浜田の魚の缶詰の技術を活かし、昭和40年に世界初の缶コーヒー「ミラ・コーヒー(ミウラとミラクルをかけたらしい)」を完成させた、いわば缶コーヒーの生みの親。
その三浦義武さんが当時淹れていたコーヒーの味を再現した「ヨシタケコーヒー」は淹れ方に特徴があって、正しく提供できるお店は浜田市が認証しています。
■ヨシタケコーヒー認証店:
http://www.city.hamada.shimane.jp/www/contents/1445997212239/index.html
今回はお願いして、ヨシタケコーヒーに欠かせないネルを見せてもらいました。
二枚重ねの布製のネルにコーヒーを入れて、水を注いでじっくりじっくり抽出。
淹れるところを見せてもらいましたが、一滴ずつなので右側の瓶の量になるまでは1時間以上かかるそう。
この手間、このこだわり、だからこそ缶コーヒーを誕生させる情熱を持てたのかもしれませんね。
ヨシタケコーヒーは水出しなので常温。
寒い時期は温めてくれるそうですが、今回はそのままで。
口元に近づけただけで、ほんのり甘くて深みのある香りが。
味はしっかり濃厚なのに苦みはそんなに強くなくて、むしろすっきりとした後口。
ヨシタケコーヒーで作った珈琲羊羹を食べながら飲むと、また味わいが変わります。
半分ぐらい飲んだところでミルクを加えると、さらにまた違う味わい。
寒くなると温めたミルクたっぷりで、カフェオレにしても美味しいかも。
珈琲時間でヨシタケコーヒーが飲めるのは毎週金曜の数量限定なので、事前に確認することをおすすめします。
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cafe ダイニング 珈琲時間
浜田市熱田町125-62
0855-27-3641
営業時間/8:00-17:00
定休日/土・祝