お盆休みが終わり、今日からまた仕事という方が大半だと思いますが、みなさんはどんな夏休みを過ごされましたか?
私は、ちょこちょこ仕事をしたり、子猫と遊んだり、実家に戻ってお墓参りへ行ったり・・・あまり遠出はしませんでした。
唯一、足を延ばしたのが8月15日。
広島市内からクルマで約2時間、人口約5千人の町「三次市吉舎町」へ日帰りで行ってきました。
吉舎町へは去年の同じ日に初めて訪れて、今回が二度目。
そう、8月15日は「吉舎ふれあい祭り」という花火大会が毎年行われる日なのです。
会場となる馬洗川周辺は、5千個の灯ろうが川面を彩り、日暮れとともに灯りが点され、ステージでの音楽イベントや立ち並ぶ屋台が祭りを盛り上げていました。
祭りのラストを飾る打ち上げ花火は、地元企業や商店、さらには個人の協賛でまかなわれていて、プログラムごとに協賛者、吉舎町への想い、花火のタイトルが読み上げられます。
私の座った場所のまわりには、地元中学校の同窓生グループがいて、彼らもみんなでお金を出し合ってプログラムをひとつ協賛していました。
「スターマイン、七色のスパンコール!」
アナウンスの声に続いて打ち上げられた赤い打ち上げ花火に、ひときわ大きな歓声が上がり、みんな瞬きするのを惜しむかのように、じっと夜空を見上げていました。
聞くところによるとこの同窓生グループは、同窓生の一人が昨年の花火大会に協賛したことがきっかけで、今年はみんなで協賛しようということになり、さらには卒業以来二十数年ぶりの再会へとつながったんだそう。
同世代ということもあり、私、ちょっぴり羨ましくなりました。
この吉舎町の花火大会は、規模が大きくないけれど、だからこそ間近で打ち上げ花火を体感することができます。
まるで花火が目の前に迫ってくるようで、火の光を眩しく感じるほどです。
次はもう来年になりますが、ドライブがてら、地元の人たちの手作り感溢れる花火大会に、足を運んでみてはいかがでしょうか。