バイナです。
島根県隠岐の島への旅、後編です。
(前編はこちら→http://coaki.jp/hiroshima/2019/06/post-20151440.html)
すっかり日が暮れ、暗い夜道にクルマを走らせ辿り着いた宿は「ゲストハウス佃屋」。
翌朝、外に出てみると辺りを大きな木々に囲まれていました。
築120年の古民家を改装したゲストハウスで、この日宿泊していたのは私たち3人だけだったのでかなりゆったり。
広い和室が3部屋あり、お台所もあるし、お庭でバーベキューもできるので、子供と一緒に家族連れで来ると楽しそう。
海へも近いので、親子で釣りもいいですね。
二日目の朝、まずは隠岐三大神社の一つ「玉若酢命神社」へ。
境内には樹齢千数百年の巨木「八百杉」があり、本殿は隠岐造りで国指定重要文化財です。
普段は御守りを買うことがほぼ無いんですが、ここでつい買ってしまった「へのかっぱ御守」。
「お願い事が、いともたやすく簡単に希望通りに成就」ってー!
私、疲れてるの?
疲れているの???
こんな御守にも出会える隠岐の島には他にも神社がたくさんあるので、御朱印帳を持って神社巡りもぜひ。
朝食は前日に立ち寄った「月あかりカフェ」の店主さんに教えてもらった「COFFEE SPOT 八番館」。
マスターがサイフォンで淹れてくれるコーヒーはまろやかでやさしい味。
地元の人たちにまぎれてモーニング、旅先だということを忘れて、ついまったりしてしまう。
私の個人的イチオシスポットは「隠岐モーモードーム」。
そうです。
モーモーさん、牛さんたちが主役のドームです。
1221年の承久の乱により隠岐に流された後鳥羽上皇を慰めるために始まったと伝えられる隠岐の「牛突き」。
2〜6歳の雄の和牛に角と角とを突き合わさせる、牛の相撲のような行事ですが、ただ牛を放って戦わせるのではなく人間が手綱を引いてコントロールしているので牛と人との呼吸みたいなものも見どころです。
まさに、牛と人の魂の激突!
隠岐でしか味わえない興奮覚めやらぬまま、隠岐でしか見ることのできない自然を求めて、私たちは山道へ。
隠岐の島町の最高峰である大満寺山に立つ、樹齢約800年の古杉「乳房杉(ちちすぎ)」。
高さ約30m、根の周りは約16mあるそうで、神木として祀られています。
私はスピリチュアルなものはまったく感じないけど、ここは空気感が違うような・・・。
写真で見るよりも実物はかなり圧倒的で、神秘的。
乳房杉まで行ったら、トカゲ岩が見える展望台へも足を延ばしてみては。
駐車場から展望台まで少し山道を登らなきゃいけないけど、展望台から見える山に「トカゲ」のような岩が見えます。
隠岐の自然を満喫したところでランチタイム。
前日予約しないで行くと満席だった「味乃蔵」は、お刺身や海鮮丼から唐揚げやトンカツまで多彩なメニューがあるし、西郷港からも近いのでランチタイムも賑やか。
予約しておくことをオススメします。
オーデンはお刺身定食、おすずと私は味乃蔵丼(海鮮丼)。
そして隠岐で最後に立ち寄ったのは、昨年末にオープンしたばかりの「100TARO COFFEE」。
外観だけでなく内観もシックでおしゃれ。
店内に置かれた焙煎機もフォトジェニック!
コーヒーは1杯ずつ丁寧にハンドドリップ。
私がオーダーしたバスクチーズケーキには生クリーム、コーヒーの粉、塩、黒胡椒が添えられていました。
休日になにげなくカウンターに座って、珈琲談義に花を咲かせるような人になりたい。
そんな妄想を掻き立ててくれるほど居心地の良いカフェでした。
隠岐の自然に癒された私たちは、再びフェリーと高速バスを乗り継いで広島へと帰っていきました。
島根県とはいえ、松江や浜田とはやはり雰囲気が違う隠岐の島。
今回は島後だけしか行けなかったので、次回は島前に行ってみたいです。
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■ゲストハウス佃屋
島根県隠岐郡隠岐の島町中村152-1
http://oki-tsukudaya.com
■玉若酢命神社
島根県隠岐郡隠岐の島町下西713
■隠岐モーモードーム
島根県隠岐郡隠岐の島町池田風呂前19-1
08512-2-0787
開催時間/9:00〜 14:30〜(約15分)
■COFFEE SPOT 八番館
島根県隠岐郡隠岐の島町西町八尾の一23
08512-2-3021
■岩倉の乳房杉
島根県隠岐郡隠岐の島町布施
■味乃蔵
島根県隠岐郡隠岐の島町西町八尾一の16
08512-2-3975
■100TARO COFFEE
島根県隠岐郡隠岐の島町城北町117番地
08512-2-0239